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富士登山経験者が語る「富士山ってこんなトコロ」

フジメイトトラベルブログ

富士登山経験者が語る「富士山ってこんなトコロ」

2016年5月12日 (木)

☆実際に富士山に登ったスタッフがご説明します☆

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「今年初めて富士山に登ってみよう」とお考えの方や「富士山って外からは見たことあるけど、実際登る時はどんな感じなんだろう…」とお思いの方もいらっしゃると思います。そんなお客様のために、富士登山ツアーに何度も同行したスタッフが、富士登山のイメージをブログにまとめました。ツアーお申込みにあたっての参考にしていただければ幸いです。

1.富士スバルライン五合目に到着

新宿をバスで朝出発後、だいたいお昼前頃に「スバルライン五合目」に到着します。山梨県側に位置するこちらの登山口は、日本全国から登山客が集まる富士登山のベース地。到着した時点で標高は2,305m!スカイツリーが634mですから、その高さが想像できるかと思います。そのため少し小走りすると、すぐに息が上がってしまうのが分かります。こちらで登山の準備をしながら、標高に身体を慣らすために30分~1時間の小休憩を取ります。

☆要注目!「金剛杖(こんごうづえ)」
富士山五合目の各売店で販売されている、木製の杖です。登山時にはストックの代わりにもなります。道中の各山小屋では、この金剛杖に記念の「焼印」を入れてくれるサービスもやってます(焼印1回200円~)。記念を残したい方は、登山開始前にお買い求め下さい。

2.準備が出来たら登山に出発!

登山準備を一通り終えたら、いよいよ日本一の富士山に向けて出発です!フリー登山プランの方は、ご自身の計画に合わせてご出発下さい。専任ガイド/山小屋案内人同行のプランでご参加の方は、出発前にガイド・スタッフからの自己紹介や、準備体操などを行ってから出発します。

「専任ガイド」「山小屋案内人」の違いって何?
「専任ガイド」とは、富士登山の経験や実績、知識が認められ、山小屋の推薦を得て富士吉田市に登録された有資格者です。「山小屋案内人」とは「番頭さん」とも呼ばれる山小屋で働くスタッフさんです。長く働いている方も多いので、知識はガイド並みに豊富です。

3.登山道中のイメージ

快晴時の富士山登山道は、上の画像のようなイメージです。樹木が生存できる「森林限界」の標高を越えているため、登山道に樹木はほとんどなく、天気が良い時は上の方まで見渡せます。登っても登っても、なかなか山頂に近づく感じはしないのですが…(笑)。先頭のガイドさんに付いて、ジグザグの道をゆっくりゆっくりと登っていきます。

「登山道」「下山道」は別々になっています。
スバルライン五合目からの登山は、登山者の安全を考慮して登山道と下山道が別々になっています。下山道は途中で登山道と合流します。登山道とは違って、下山道には山小屋が一軒もありませんので、下山時はより注意が必要です。

4.途中の山小屋で小休憩♪

五合目を出発してから約2時間半くらいで、七合目に入ります。七合目から先には山小屋が点在しており、適宜小休憩を取ります。標高が高くなるにつれて空気はどんどん薄くなっていきますから、高山病予防のためにも小休憩の度に呼吸を整えましょう。余裕のある方は、金剛杖に焼印を入れてもらったり、水分補給やお菓子をつまんだり…景色が良ければ記念撮影もオススメです。

山小屋で売っているものは…?
山小屋では、各種物販も行っています。その一例をご紹介。他にも、山小屋ごとにアイテムを取り揃えています。
・各種飲料 ・携帯用酸素 ・各種携帯食品 ・携帯カイロ ・カップ麺 ・各種お菓子類 等

5.仮眠の山小屋へ到着!(七~本八合目)

登山道をゆっくり歩いて、ようやく仮眠・休憩の山小屋へ到着します。山小屋までの所要時間は、1日目の目標標高(七合目~本八合目)により異なりますが、五合目からは約3~7時間かかります。1日目の登山、お疲れ様でした!山小屋での夕食は、カレーライスが一般的です。別売りでカップ麺やあたたかい飲み物などもお召し上がりいただけます。翌日の登山は真夜中の出発となります、夕食後はお早目にお休み下さい。

☆山小屋の雰囲気ってどうなの
山小屋では布団や寝袋等の設備はありますが、個室等の設置はありません。混雑時は詰めあっていただくので、スペースが狭くなることもあります。ホテルのようなゆったり空間ではありませんが、元気なスタッフさんが運営する、山小屋独特の素朴な雰囲気をお楽しみ下さい。

※上記写真はあくまでもイメージです。「2段ベッドなの?」というお問い合わせをいただきますが、2段ベッドではなく、仮眠スペースを上段と下段に仕切っただけのものとなります。ご了承下さい。詳しくは富士山の山小屋についての記事もご覧下さい。

6.山頂での「ご来光」を目指して登山再開

山頂での日の出(ご来光)を目指して、夜中の23:00~2:00頃に山小屋を出発します。日の出前の真っ暗な中を歩くので、懐中電灯は必須!頂上までは分かれ道等は無く、一本道をひたすら登っていきます。たくさんの方がライトを点けて登るので、登山道が一本の光の道のように見えます。

☆夜中の登山には懐中電灯(ヘッドライト)が必須です!
真っ暗な登山道…都会のような街灯などはありませんから、懐中電灯は必ずご用意下さい。両手が自由に使えるように、頭に着けるヘッドライトタイプのものがオススメ。念のため、予備の乾電池もご用意いただくと安心です。

7.頂上に到着!夢にまで見たご来光がっ…!

山頂付近まで来ると、東の空が徐々に明るくなってきます。山頂に到着するといよいよ日の出!東の空から太陽が昇り、皆さんを暖かな光が照らします。当然さえぎるものはありませんので、お天気さえ良ければ上記画像のようなご来光を拝むことができます!こんなご来光が見られれば、登山の疲れもひとっ飛び!

山頂…でも「最高到達点」ではないのです。
登山道の終点は「山頂エリア」となりますが、正式な最高到達点ではありません。富士山の三角点「剣ヶ峰(標高3,776m)に到達するためには、頂上の「お鉢」をぐるっと一周する必要があります。ガイド付プランの方は「お鉢巡り」のオプショナルツアーもあります。

☆最高到達点に行くには…お鉢巡りがオススメ!
山頂を約1時間半でグルッと一周するコースです。「お鉢」には「山頂郵便局」があり、記念の手紙を出すこともできます(8月中旬頃まで)。富士山の最高到達点「剣ヶ峰」に行くためには、このお鉢巡りが欠かせません!

※詳しくは日本のてっぺんをぐるり一周!富士山の「お鉢巡り」についての記事もご覧下さい。

8.五合目まで無事下山!お疲れ様でした!

山頂でご来光やお鉢巡りをお楽しみいただいた後は、下山道から下山します。下山はひたすら下り坂なので、早い方は3時間弱で五合目に到着できます。ゆっくり歩いても4時間くらいを目安に下山することができます。下山後は集合場所の各施設前にある「下山者名簿」へのチェックをお忘れなく。お帰りのバス出発までは、昼食を食べたり着替えたりしながらお休み下さい。2日間の行程、お疲れ様でした!

☆下山道に一か所だけある分岐点に要注意!
下山道はほぼ一本道ですが、途中の八合目「下江戸屋」付近に一か所だけ分岐点があり、ここで「吉田ルート(山梨県側)」「須走ルート(静岡県側)」に分かれます。ツアーでは「吉田ルート(山梨県側)」を利用しますので、分岐点を左折して下山します。

※万が一分岐点を間違えて須走口へ下山してしまった場合、お客様の実費にてお帰りいただくこととなりますので、十分ご注意下さい。

 

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